先日Agriaというドイツの農機メーカーでラジコン式草刈機（アグリア9600）の整備講習会がありました。
こちらの草刈機はなんとラジコン操作！
さすがドイツ製。赤い戦車のような見た目のデザインとダイナミックに刈込む作業風景にはかなりインパクトがある草刈機です。
講習では、2日間、一つ一つの構造を学びながらバラバラに解体し、故障時に素早く的確に修理の対応ができるようトラブルシューティングを徹底的に行いました。
アグリア9600の特長①操作性
アグリア9600は発電機を搭載し、走行はモーターで、草刈り作業はエンジンの力で行うハイブリット方式を採用していますので、とても操作性に優れています。
ハイトルクで力強い走り
ブリッグス＆ストラットン社製の24.3馬力のエンジンで発電した電力でDCモーターを回して走ります。モーター駆動のため、どの走行スピード域においても、トルクのある安定した走りが可能となります。
直観的に操作が可能
左右のクローラにはそれぞれ一台づつ独立したDCモーターが取付られています。そのため操縦者はリモコンのジョイスティックレバー1本だけで直観的にアグリア9600を走行させることができます。また、刈高調整やエンジン回転調整、速度調整などすべての操作をリモコンひとつで操作が可能です。
傾斜50度まで作業が可能
乗用式の草刈機では転倒の危険があるような急斜面でも、低重心で幅広のシャーシとクローラのおかげ草刈作業が可能です。また、アグリア9600の草刈性能については、前進後進どちらでも草を刈ることができ旋回の必要もなく、刈払機15台分の能力に匹敵します。そのため、短時間で広範囲の草刈作業を安全に終えることができます。
アグリア9600の特長②安全性
最新のシステム搭載で緊急時にはエンジンが自動で停止したり、スチール製の飛散防止カバーにより、飛び石リスクを大幅に軽減しました。
緊急時も安心
アグリア9600本体とリモコンともに緊急停止スイッチを搭載しています。万が一の時にはそのどちらかの緊急停止スイッチ押せばアグリア9600は瞬時に停止します。また、不法な電波や、アグリア9600とリモコンが300m以上離れ、通信が遮断した場合には自動でエンジンが停止します。
本体周囲への高い安全性
作業中にブレードに石が当たっても、頑丈なデッキと、特殊なスチール製の飛散防止カバーにより、飛び石のリスクが大幅に軽減しました。高速道路の法面や人通り多い場所でも安心して作業して頂けます。
まとめ
アグリア9600は一度に大量に草刈りするので、負荷をかけ過ぎず強く刈込むための最先端の技術がいっぱい詰め込まれていました。
これを使えば夏場でもトラックや建物の中で涼みながらでも草刈作業が出来ちゃいます。なにより、草刈作業で危険な思いをしたり、熱中症になったりする心配もないですね。
本体価格が超高価格帯のこの商品ですが、広大な土地や刈取りにくい堤防沿いの草刈りをリモートで行ってくれるのでこれから長い先の労力と時間を考えると十分価値のある商品なのかなと思いました。
ご興味、ご関心のある方はぜひお気軽にお問合せください。
アグリア9600 作業映像
