エンジン式草刈機の選び方

こんにちは、毎日異常なほどの暑い日が続きますね。昨日の福井県鯖江市では最高気温が37度もありました。数分外にいるだけで汗が垂れるくらいなので、外で草刈りをされている方には本当に危険な作業になっていることと思います。しかし、こんな強い日差しでも雑草はグングン伸びます。

そこで今日は、大変な草刈り作業をなるべく楽して快適に終わらせるために、自分にはどのような草刈機が適しているのか、その選ぶポイントをいくつかご紹介していこうと思います。

自分の体形に合っているもので選ぶ

刈払機(草刈機)にはハンドルの形や作業機の長さなどいろいろなパターンがあり、作業者に適したものを形のものを選ぶことで作業の負担を軽減することが出来ます。

身長が高い方

一般的に刈払機のサイズは全長が180センチくらいで、実際に持つハンドルの位置から刃先までの長さが110センチくらいです。身長が170センチの僕でちょうどいいくらいなので身長が高い人だと前かがみになり腰に負担がかかってしまいます。そこで身長の高い方には15センチから25センチ長いロングシャフト使用の刈払機をお勧めします。

共立 刈払機 ロングシャフト仕様 SRE2420LHTA/30

女性や高齢の方

エンジンの始動が苦手な女性や高齢の方にお勧めなのが、バッテリー式の刈払機です。スイッチ一つ押せば刃が回転してすぐに作業に取り掛かれます。また、エンジン式のように大きな音や振動も少ないので機械が苦手な方でも抵抗なく使えますし、疲労感も軽減します。

スチール バッテリー式刈払機 FSA56

刈る地形で選ぶ

山林や休耕田、田んぼの法面や空き地など、あらゆる場所で自生している雑草。場所によって使う草刈機を使い分けた方が、作業効率も上がり作業者への負担も少なくなりますので、場所にあった草刈機を選ぶようにしましょう。

平坦な地形

平坦な地形では両手ハンドル(Uハンドル)が適しています。両手ハンドルは左右に広がった持ち手があり、それを持つことで刈刃を左右水平方向に振るときに力が入りやすくなっています。また、力が入る分処理しようとする雑草の量も多くなりがちになるので、24ccくらいの少し大きめのエンジン式刈払機を選んだ方がいいですね。

ゼノア 刈払機 BCZ265W

休耕田や空き地などの広範囲な土地

休耕田や空き地など広範囲な土地では、どうしても管理の手が遅れがちになり、背丈の高い雑草になっていることが多いと思います。それを刈払機で刈るにはとても大変な作業になりますので、粉砕しながら一気に大量の雑草を刈ってくれるハンマーナイフモアなどの自走式の草刈機を使用した方が便利です。

ハンマーナイフモアとは草をナイフで刈るのでなく、数十個あるハンマーのような粉砕刃が高速で回転することで、雑草を刈り取りながら細かく粉砕して雑草を処理する草刈機です。機械本体はエンジンの力で自走するので作業者はハンマーナイフモアの後ろを歩いて操作するだけなので、広範囲な場所の草刈りをスピーディーーに終わらせたいという方にはとてもお勧めです。

共立 ハンマーナイフモア HR663

田んぼの法面(斜面)

田んぼの法面作業には2グリップ式かループ式のハンドルがお勧めです。斜面での使用では刈刃を水平方向でなく、斜めに振ることになるのでより取り回しのいい2グリップハンドルやループハンドルが適しています。また作業者は斜めな足場で踏ん張る為、なるべく軽い草刈機の方が負担は少ないのでお勧めです。

新ダイワ 刈払機 RA3021 ループハンドル

広範囲な法面(斜面)

広範囲な法面の場合、長時間斜面で踏ん張る為、作業者の足腰への負担はとても大きくなります。そのため広範囲な法面には、自走式畦草刈機がお勧めです。

共立 畦草刈機 AZ851A

作業者は天場に立ち、畦草刈機本体から伸びた長い柄のハンドルを持ち操作します。作業者は足場の悪い斜面でなく天場を歩くため、快適かつスピーディーに草刈作業ができます。

条件で選ぶ

草刈り作業をする時間帯や現場の環境によって、制限されることがあります。周囲への配慮や作業者への負担が少なくて済むような草刈機を選びましょう。

病院や学校付近などの大きな音が出せない場合

病院や学校などの施設付近では、大きな音を出せないのでエンジン式の刈払機が使用できない場合があります。そのため、騒音の少ないバッテリー式の刈払機がお勧めです。

また、最近の異常な暑さの夏には、涼しい早朝に草刈り作業をすることがありますが、早朝からエンジン式の刈払機で作業をすると周囲への騒音問題になってしまいます。そんな早朝からの草刈り作業にもバッテリー式の刈払機は適していますね。

スチール バッテリー式 刈払機 FSA 90 R

使用頻度が年に1回、2回程度の場合

年に1回か2回の使用で、1回あたりの使用時間が1時間以内程度の使用頻度が少ない方の場合、エンジン式の刈払機よりもバッテリー式の方がお勧めです。

エンジン式の草刈機では、燃料の準備と保管前の準備が必要になるので、使用頻度が少ないのにそれをするのは面倒ですよね。それに比べて、スイッチ1つ押すだけすぐに使うことが出来るバッテリー式の刈払機はとても便利です。

共立 バッテリー式 刈払機  BSR36L

交通量が多い道路際の場合

刈払機はチップソーなどの円盤状の刃物を回転させて草を刈る為、小石などに接触すると周囲に飛散しとても危険です。そのため交通量の多い道路際での草刈り作業では回転刃は適しません。周囲に車やガラスなどがある場合は、回転しないバリカン式や揺動式の草刈り機をお勧めします。

共立 フリーネックエッジャー FNE4000

あなたに合ったベストな1台を

草刈機と言っても様々です。ぜひ購入の際には、自分自身の求めることや、作業の条件などを1度考えて頂いた上でお選び頂ければと思います。最適な草刈機が見つかればきっと作業は快適になりあなたへの負担も減ることでしょう。

もし現在使っているものにご不満がありましたら、タニグチ商会にご相談ください。タニグチ商会では草刈機のプロがいつでもご質問にお答えしたします