雪国の福井県では、もともと多くの積雪があります。しかし、近頃は異常気象によって記録的な大雪が降ることも増えてきました。特に2018年の豪雪では、国道8号線では1500台以上の車が数日の間、立往する事態が発生。住宅地域では市の除雪作業が追い付かず、家から一歩も外に出れないという方も多くいました。福井市内の土建業の社長さんは、周辺住民の為にと数日間寝ずに重機による除雪作業を行った事で、過労がたたり亡くなってしまったそうです。
自然災害には勝つことは出来ませんが、行政は雪害に強いインフラの整備、除雪作業者は除雪体制の強化が求められています。しかし、これらには限界があります。これからは行政や除雪作業者に頼り過ぎるのではなく、市民一人ひとりが大雪に備えて対策を打つことが必要だと思います。
タニグチ商会は福井の除雪機販売店として、雪害に強いまちづくりの一助となるべく、除雪機を使う皆さまが安心して効率よく作業を行えるように、一人ひとりの条件に合った除雪機を選んでもらえる豊富なラインナップと、販売後の修理サポート体制を強化しています。
除雪機の種類
除雪機には大きく分けて「押すタイプ」と「飛ばすタイプ」の2種類があります。
押すタイプ
メリット | 新雪や溶けかけの雪で、特に積雪の少ない場合に適しています。 雪を飛ばさないので、雪の飛散によって周囲の建物や車を傷める心配がありません。 押す操作のみなので女性でも簡単に操作が可能です。 |
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デメリット | 圧雪や溶けて凍った硬い雪には向きません。 |
飛ばすタイプ
メリット | 小型から大型モデルまでラインナップが豊富です。 雪を遠くに飛ばす事が出来きます。 硬い雪も砕いて除雪が可能です。 |
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デメリット | 押すタイプに比べると操作が複雑です。 雪を飛ばす周囲への注意が必要です。 |
除雪機の選び方
除雪機は山間地域や市街地、機械に不慣れな女性など、使う場所や使用者によって求められる条件があります。
積雪量で選ぶ
30㎝以下 | 30㎝以下の少ない雪であれば押すタイプが適しています。 |
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40㎝ | 飛ばすタイプで7馬力クラスの除雪機が適しています。 |
50㎝ | 飛ばすタイプで9馬力クラスの除雪機が適しています。 |
60㎝ | 飛ばすタイプで13馬力クラスの除雪機が適しています。 |
70㎝以上 | 飛ばすタイプで25馬力以上クラスの除雪機が適しています。 |
雪質で選ぶ
やわかい新雪 | 押すタイプはもちろん、飛ばすタイプのすべてのクラス除雪機が適しています。 |
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重みで締まった雪 | 飛ばすタイプで10馬力以上クラスの除雪機が適しています。 |
屋根から落ちた雪 | 飛ばすタイプで13馬力以上クラスの除雪機が適しています。 |
溶けかけの雪 | 押すタイプの除雪機が適しています。 |
除雪量で選ぶ
広い場所の除雪を少しでも早く終わらせたい人には、より大きい馬力の除雪機がお勧めです。1時間に除けることのできる面積を馬力のクラス別にまとめましたので参考になさってください。
積雪40㎝で1時間に除けられる面積と量
7馬力クラス | 100㎡ 42t |
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9馬力クラス | 140㎡ 55t |
13馬力クラス | 210㎡ 83t |
25馬力クラス | 350㎡ 140t |