福井の雪には何を選べば?除雪機を比較してみよう!

家庭用の小型除雪機といってもメーカーによって特徴があり、どれを選べばいいのかちょっと悩ましいところです。福井の雪にはどれがいいのか。自分の地域にはどのようなものが必要なのか。環境や使う人によって求められる性能があるので、一言にこのメーカーが一番というのは断言できません。そこで今回はメーカー別にどのような機能があって、それがどのような方に向いているのかを見ていきたいと思います。

Honda

家庭用の小型除雪機メーカーとしては国内シェア№1で除雪機といえばHondaの赤い除雪機を想像する方も多いのではないでしょうか。

Honda除雪機ラインナップ

Honda除雪機の特徴

Hondaの特徴を一言うのであれば、何といっても「使いやすい!」という事です。ハイブリットシリーズなどの最新の機能により、感覚的な操作が可能になっているので機械操作がどうしても苦手な方でもスムーズに使いこなすかとが出来ます。除雪幅60㎝の小型~除雪幅80㎝の中型クラスを得意としていますので、特に市街地で使われる事が多い傾向があります。

ハイブリット

走行はモーターの力で、オーガはエンジンの力で駆動します。走行と除雪部をモーターとエンジンで分ける事によって、ゼロターン(その場で旋回)や、滑らかな旋回が可能になります。また、エンジン回転に走行スピードが依存しないので、負荷(雪の量)に応じて速度を自動制御することが出来ます。

クロスオーガ

オーガ(回転歯)の中心部が正転、外側が逆転するクロスオーガ。中心部が正転することで雪を取り込み、外側が逆転することで浮き上がりを抑えてくれるので、小型の除雪機でも硬い雪でもしっかり砕きながら除雪が可能になります。

YAMAHA

青い除雪機で有名なYAMAHA。小型除雪機としては業界2位です。他にはないYAMAHA独自の機能を持った機種が多くあります。

YAMAHA除雪機ラインナップ

YAMAHA除雪機の特徴

YAMAHAの除雪機には、除雪作業中に異物を巻き込んでも面倒なボルト交換も手間を軽減するシャーボルトガード機能や、あらゆる雪質でも詰まりが少なく遠くまで飛ばすことが出来るジェットシューターなどの独自機能があります。トラブル回避の機能が充実しているので、作業効率重視の方にお勧めです。除雪幅60㎝の小型~除雪幅80㎝の中型クラスを得意としていますので、特に市街地で使われる事が多い傾向があります。

シャーボルトガード

異物の噛みこみによる衝撃を吸収する機構を設けることでシャーボルトの破損を軽減します。面倒な除雪作業中の部品交換がほどんどなくなりました。

ジェットシューター

シューター内部の雪の詰まりがほとんどないため、あらゆる雪質で優れた投能力を発揮。投雪しづらいベタ雪でもグングンと力強く飛ばします。

WADO(和同産業)

WADOは除雪幅70㎝の小型~除雪幅120㎝クラスの大型までを生産する除雪機専門メーカーです。国内最高水準の除雪機を製造しています。その高い技術力は他ブランドからの信頼も厚く、OEMメーカーとしての一面もあります。

WADO除雪機のラインナップ

WADO除雪機の特徴

主に除雪幅90㎝の中型から120㎝の大型機種を得意としています。搭載エンジンは半数のモデルが粘りのある国産ディーゼルエンジンを搭載し、力強い除雪作業が実現。大型のモデルには44馬力のディーゼルエンジンと圧倒的な除雪性能を誇ります。また、操作面では車速制御機能やバックオートリフト機能により操作をアシストしてくれます。一方、安全性能も高く、バックけん引機構やシューターカバースイッチなど、最新技術が詰まった安全装備も充実。雪の多い山間地域雪深い地域での使用や、工場やリゾート施設などの広大な土地の除雪にお勧めです。

車速制御

作業部の負荷に応じて車速を自動制御してくれます。

バックオートリフト

後進時に、除雪部が自動的にリフトアップします。

バックけん制機構

後進時、オペレータや障害物などに挟まれるなど、後進時非常停止機構が作動した際、走行を停止、自動で一定の距離を前進した後再停止します。

シューターカバースイッチ

シューター部の雪詰まりを除去する際、ガードを外すとエンジンが自動的に停止。

後方ライト

後進時の足元や背後の安全確保のため、後方を照らすライト。

ヤナセ(コンマ製作所)

ヤナセ除雪幅70㎝の小型~除雪幅110㎝クラスの大型までを生産する除雪機専門メーカーです。国内最高水準の除雪機を製造しています。

ヤナセ除雪機ラインナップ

ヤナセ除雪機の特徴

ヤナセの除雪機は、ほとんどのモデルに舟形クローラを採用し、強い推進力があります。加えて強靭なオーガ(回転歯)を備えているので硬い雪でもパワフルに除雪作業が可能です。安全面についても、全モデルにデッドマンコントロールを搭載することで高い安全性能を誇ります。また、メンテナンス性に優れているのも特徴で、急なトラブルにも素早い対応が可能です。雪の多い山間地域雪深い地域での使用にお勧めです。

舟形クローラ

舟形クローラが雪面をしっかりととらえ滑りを防止するので深雪や硬くなった雪でもボディーを安定させ動きもスムーズです。

強靭なオーガ(回転歯)

オーガの厚さは3.2㎜~4.5㎜。強靭な鋼材を使用しているので水分を多く含んだ重たい雪や氷まじりの硬い雪でも除雪が可能です。

FUJII

FUJII除雪幅70㎝の小型~除雪幅120㎝クラスの大型までを生産する除雪機専門メーカーです。耐久性能、除雪性能、安全性能すべてにおいて、国内最高水準の除雪機を製造しています。その高品質な除雪機は他ブランドからも信頼が高くOEMメーカーとしての一面もあります。

FUJII除雪機のラインナップ

FUJII除雪機の特徴

主に除雪幅100㎝の中型から120㎝の大型機種を得意としています。大型モデルでは食い込み性能を重視し硬雪・深雪でも抜群の破壊力を発揮。中でも国内最高峰の47馬力のモデルは、どんなに硬く締まった雪でもグングン快適に除雪が可能です。操作面では自動で本体の水平を保つスノーマチックPlusや、自動で一か所に雪を集めてくれる集投雪ロックオン機能により操作をアシストしてくれます。雪の多い山間地域雪深い地域での使用や、工場やリゾート施設などの広大な土地の除雪にお勧めです。

スノーマチックPlus

オーガの傾きを感知し、前後・左右の水平を自動制御。オーガと路面の接触による衝撃を防ぐので、シャーボルトが折れにくくなります。

集投雪ロックオン機能

投雪方向と投雪距離の自動制御。トラックの荷台への雪の積み込み等一定の範囲に雪をまとめて飛ばしたいときに便利です。

おすすめ一覧

市街地で使うなら HondaやYAMAHAの小型~中型がお勧めです。
市街地で硬い雪を除雪したい方 Hondaのクロスオーガシリーズがお勧めです。
市街地の駐車場で使うなら HondaやYAMAHAの中型の防音型がお勧めです。
作業中のボルト交換を軽減したい方なら YAMAHAがお勧めです。
操作に自信のない方なら Hondaのハイブリットシリーズがお勧めです。
広大な土地の除雪なら ヤナセやWADO、FUJIIがお勧めです。
雪深い山間部での使用なら ヤナセやWADO、FUJIIがお勧めです。
大量の雪をトラックで運搬したい方なら FUJIIの集投雪ロックオン機能付きがお勧めです。
女性が家の前で除雪機を使って除雪作業をしている様子。見出しにはパワフルに飛ばす。「北陸の雪」怖くないと書かれている。

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