いよいよ福井でも除雪機のシーズンを迎えました。皆様はシーズン前の点検はお済でしょうか?まだの方はお早めに点検を行ってくださいね。点検についてご不明な事がありましたら当店までお気軽にお問合せください。
さて、雪を簡単に退かすことが出来るとても便利な除雪機ですが、今回は皆様が安全に除雪作業を行って頂くために、今一度安全な使い方について考えてみようと思います。
注意してほしい4つのポイント
除雪作業をする上で注意して頂きたい事は次の3つです。このポイントに注意して頂ければ、事故に繋がるリスクは回避できます。
除雪場所の環境の把握
普段見慣れた場所でも、積雪後は一面真っ白になり、段差や溝、傾斜などの地形が分かりづらくなります。そのまま作業をすると段差に足を取られたり、滑って転倒してしまう危険があります。近くに用水路がある場合は最悪除雪機ごと落下してしまう危険性もあります。作業前にはしっかり環境を把握するために、携帯で写真をとって置いたり、崖の境には目印のポールを立てるなどして、対策をして下さい。
投雪方向への注意
除雪機によっては、雪を20M以上飛ばすモデルもあります。そのため除雪作業の際には投雪方向には常に目を向けて、確認しながら行ってください。コツとしては、初めから遠くに飛ばすのでなく、近くから遠くに調整しながら飛ばすようにしてください。また、舗装されていない砂利の敷いてある場所の除雪は特に注意が必要です。オーガに巻き込まれた石は雪の数倍遠くに飛んで行ってしまうので、近所のガラスを割ってしまったり人に当たったり、思わぬ事故に繋がります大変危険です。そのような場合にはソリの調整をして砂利を巻き込まないようにしてください。
走行前の注意
走行時に特に注意しなければいけないのが、後退するときです。変速ギヤが「後進」になっているまま、走行クラッチレバーを握ると、除雪機が急に後ろに下がってくるため下敷きになる危険があります。また、雪の積もっている足場では慌てると転倒する危険もあるので、走行前には必ず変速ギヤが「N」ニュートラルになっている事を確認してから走行クラッチレバーを握り、それから前進か後退か変速するようにしてください。
オーガ点検時の注意
ベチャ雪や締まった雪を除雪するときには、雪が排出部に詰まってしまうことがあります。また、作業中に岩などにオーガが激突するとシャーボルトが折れるためシャーボルトの交換が必要になります。これらの場合の点検時には必ずエンジンを停止してから点検を行ってください。基本的に除雪クラッチレバーを離せばエンジンがかかっていてもオーガは止まる構造になっていますが、ベルトのテンションの緩みで止めているだけなので不意に回転してしまう事もあります。もし回転した時には、手が巻き込まれ大惨事になります。点検時はどんなに急いでいても慌てず、必ずエンジンを停止してから行ってください。
当店は安全な使い方をレクチャーいたします!
当店では除雪機をご購入頂いた方には、納品時に「安全な使い方」「点検の方法」「保管方法」を実際の除雪機に触れながらレクチャーさせていただいております。40分~50分程度の時間はかかりますが、トラブルを避けるためにとても大切なことです。これからも当店ではお客様がトラブルなく快適に除雪作業を行って頂けることを一番に考え努めてまいります。他店でご購入されたお客様も是非お気軽にお問合せください。よろしくお願いします。